FOUNDERS' STORY 06
Androidアプリエンジニア
価値あるサービスを追求するために。
入社1年目から、リーダーシップを発揮して、開発改善をリード
氏家 拓海
TAKUMI UZIE
商品開発本部 アプリエンジニア
2023年新卒入社
- PROFILE
学生時代:アルバイトはTA(ティーチングアシスタント)を行い、大学の授業をサポート。
大学では情報学を専攻し、地域の高齢者が居場所を共有するアプリを開発。1年目〜2年目現在:Androidアプリエンジニアとして、『バイトルNEXT』のエンハンスを担当
- 仕事のモットー
『対話を重ね、信頼関係を築く』
現在の仕事
現在は、正社員・契約社員を目指す方のための求人情報サイト『バイトルNEXT』のアプリ開発業務を担当しています。ユーザーにとって質の高いサービスを届けられるよう、常にユーザーファーストの視点でサービス開発に取り組んでおり、直近ではアプリの大規模リニューアルを予定。既存のXMLで作られている画面をJetpack Composeを用いて新しい画面に差し替えたり、使用しているライブラリを刷新して最新技術を導入したり、既存の仕様を見直し新たな設計やドキュメント整備を行うなど、多岐にわたる業務に取り組んでいます。
また、社内で行っているAndroidアプリ勉強会の企画運用も担当しています。部署やチームを超えて新しい技術について意見を交わしたり、ライトニングトークを実施することで、コミュニケーションのさらなる活性化に繋がっています。
FOUNDERS’ STORY
価値あるサービスを追求するために。
入社1年目から、リーダーシップを発揮する。
印象的だったのは、入社1年目から開発生産性の改善をリードした経験です。私の部署では、小さく早く回す「素早い」開発を目的に、開発生産性の向上に取り組んでいます。開発上の問題をチームで考えていく中で、プルリクエストの粒度(※プルリクエストとはコードの変更や修正をプロジェクトに統合するために提出するリクエスト)が大きいことを発見しました。1回のプルリクエストにおける変更行数が多いため、一度にレビューしなければならない範囲が広く、レビュワーに大きな負担がかかっていたのです。
その時、私は「ユーザーに質の高いサービスを届けるために、もっと見積もりの精度を上げ、開発スピードを上げたい!」そんな想いで、チーム全体のタスクを改善するアイデアを考え、「プランニングポーカー」という新しい見積もり方法をチームメンバーに提案しました。
プランニングポーカーとは、チームメンバー全員でタスクの見積もりを行う仕組みです。
これまでの体制から、チームで意見を出しながら見積もりをする体制に変更することで、自分だけでは気づけなかった対応や実装難易度についてすり合わせをし、適切な粒度に分割できるようにすることが狙いでした。
初の試みでしたし、私は入社したばかりの新卒で最年少だったこともあり、受け入れてもらえるのか、正直不安な気持ちもありました。しかし実際は、「良さそうだね」「やってみようか」と先輩たちから共感と賛同の声をいただき、すぐに実行に移すことに。「ユーザーのために」を考え抜くカルチャーがあるディップだからこそのスピードと行動力を、肌で感じた瞬間でした。その後は、自らがリーダーとなって目的やプロセスを整理し、チーム全員が進むべき方向を明確にイメージできるようプレゼンを行いました。チームでも活発にディスカッションを重ねることで、「もっとこうしよう」など様々な意見が飛び交い、従来のやり方を変えて新たなタスク分割の仕組みをつくることができました。結果、問題視されていたレビューの負担が改善。仕事を進化させていく面白さを実感した出来事でした。
良質なコミュニケーションが、プロダクトを育てる
人を動かす提案力や、仕事を任せてもらえるよう信頼関係を構築する力は、エンジニアに求められる力です。
この力を高めるために、普段から意識していること。例えば、自分がコードレビューしてもらう立場の時は、「コードの意図や影響範囲の説明で、不十分な箇所はないか」「レビュアー目線でわかりにくいコードがないか、またその補足をできているか」といったことをいつも確認しています。コードのレビュー時は、レビューの文章が誤解を与えないか推敲したり、過剰な品質の指摘になっていないか気をつけることで、レビュイーへの信頼と尊敬を忘れないように心がけています。
こういったコミュニケーションを心掛けることで、チーム内の心理的安全性が高まり、技術に関する議論も活性化します。結果としてチーム全体の技術レベルが向上し、より良いプロダクト開発につながる。最終的には、ユーザーにより良い体験を届けることができます。
最新技術を学んだり、コードや設計の良し悪しを考えるといった技術的知見や経験ももちろん重要です。しかしエンジニアだからこそ、一緒に働く仲間や、プロダクトを利用するユーザーなど、「人」と向き合う姿勢が大切ということを忘れずにいたいです。
やったことがないことに挑戦することや、周りを巻き込むことは勇気がいります。でも、「ユーザーファースト」を追求するディップには、年次や役職に関係なく、ユーザーのためになるのであれば、やってみよう!と背中を押してくれる仲間がいる。より良くすることへの情熱がある。これからも、もっとこうしたい!という想いを大切に、どんどん行動を起こし、志を共にできる仲間とチャレンジを続けていきたいです。
今後の目標
目指すのは、世の中でも認められるスマホアプリのスペシャリスト。ユーザーに継続的な価値を提供するため、テストの自動化やテスト駆動開発の実践を取り入れ、プロダクトの品質向上に努めていきたいと考えています。
そのためには、エンジニアとしてまだまだ学ぶべきことがたくさんあります。開発を進める上での課題一つひとつに真摯に向き合い、開発者としての視野をさらに広げていきたいです。
また、この度、新しく立ち上がったチームに異動することに。これまで同様にAndroidアプリエンジニアとしての業務ですが、今回はこれまでとは異なるアプローチで、イチから業務を進めることになります。新たな挑戦ができることにワクワクしながら、これまでの経験を活かしてさらなるリーダーシップを発揮していきたいと思います。