FOUNDERS' STORY 05

データサイエンティスト

新規プロジェクトのPjMとして、
経営陣を巻き込みリリースまで導く

御木 貴文

TAKAFUMI MIKI

AI・DX事業本部 データサイエンティスト エキスパート
2020年新卒入社

PROFILE

学生時代:高校時代からアプリ開発を始める。印象的な作品は「絶対に寝坊しないアラーム」。大学時代はKaggleで開催されるデータ分析コンペに定期的に参加。プライベートではゲームに熱中。

1年目:次世代事業統括部にてデータサイエンティストとして入社。社内データの整備・分析を担当

3年目:dip data design. Labにて、プロジェクトリーダーとして経営ダッシュボード自動化及び顧客ID統合を担当

4年目:ディップ技術研究所にて、ロジックチームリーダーとしてllmを利用したロジックの仕様策定および実装を担当

5年目(現在):『dip AI』のプロダクト企画室にて、データチームリーダーとして、データ分析とクオリティマネジメントを担当

仕事のモットー

コミュニケーションを重視し、
チームのメンバーが最大限に力を発揮できる環境を整えるために尽力する

現在の仕事

生成AIを活用した日本初の対話型バイト探しサービス『dip AI』のデータチームリーダーとして、データ分析とクオリティマネジメントを担当しています。具体的には、KPI設計、データをもとにしたプロダクト改善案の立案、データ基盤構築のための整理を行っています。効果的なデータ活用のために必要な要素を整理し、それを基にデータ基盤を構築。プロダクトの目標達成度を測る指標を設計し、データ分析を行っています。この一貫したプロセスを通じて、データチームとしてより効果的に貢献できるよう日々取り組んでいます。

FOUNDERS’ STORY

速度アップのために開発体制を刷新。
初の大規模プロジェクトで大きな成長を遂げる。

印象的だったのは、『dip AI』のPjM(プロジェクトマネージャー)としてリリースまでやり抜くことができた経験です。『dip AI』は、リリース時期が当初計画より遅れていました。要因の一つは、開発要件が変わりやすい新規プロダクトに対し、柔軟な変更を伴う開発が難しいウォーターフォール型の開発手法をとっていたことです。また、開発チームの人数が多いことで、柔軟な変更がしづらくコミュニケーションコストも高くなっていました。そこで、まず開発人数を10名程にし、開発手法もアジャイルに変更して2週間に1度細かくリリースができるように開発体制を刷新しました。また、社長やPO(プロダクトオーナー)であるCOOとスピーディーにミーティングを行うことで、意思決定者との要件のすり合わせが十分にできるようにしました。これら大きく2点を改善することで、より正確に要件を把握した上で柔軟な開発対応ができるようになりました。新しい開発体制でスピーディーにプロトタイプを作成し、常にユーザー視点に立って検証を繰り返し、チーム全体でアイデアを出し合うことによって短期間で質の高いサービスへと成長させることに成功。その後は全社の仲間から集めたフィードバックを反映しながら、正式リリースまでにサービスを磨き上げ、無事にやり抜くことができました。

大規模なプロジェクトを初めてPjMとしてリードした経験を通じ、大きな成長を遂げることができました。まず、プロジェクト運用における体系的な知識を身につけることができたのは非常に大きな収穫でした。大規模プロジェクトならではの複雑で多様な課題に直面することで、計画立案からリスク管理まで、幅広い側面での理解を深めることができました。特に、プロジェクトの進捗管理やプロセスの効率化において、具体的なフレームワークやツールの活用方法を学べたことが私自身の成長につながっています。また、目標に向かってチームをリードするためには、スクラムマスターやメンバーへただ指示を出すだけでなく、どのようにプロジェクトを進めていきたいのかという自身の考えを論理的にまとめて明確に共有するスキルが重要であると学びました。

個々のメンバーが最大限に力を発揮できる環境を整える。
コミュニケーションを重視する自分なりのリーダー像。

私はいつもチームとしての一体感を大切に業務に取り組んでいます。メンバー一人ひとりが力を十分に発揮できる環境を整えることが、プロジェクト全体の成功に繋がると実感してきたからです。特に今回はPjMとしての使命を果たすため、安全でスムーズなリリースを目指し、チームが直面する課題を特定して解決するために主体的に行動しました。開発プロセスにおける不足部分を補うことで、チーム全体が持続的に成長できる環境を築くことができたと考えています。この学びを生かし、現在担当している『dip AI』のデータチームリーダーとしても、明確なビジョンを示してチーム一丸となって改善に取り組める指針を与えることを意識しています。チームメンバーが自律的に成長できる機会をつくり、必要なサポートを提供することで、組織全体の成果を高めることを目指しています。

また、個人としてはコミュニケーションも非常に重視しています。他部署との連携やチーム内コミュニケーションを円滑にするために、積極的に自分から関わっていくよう心掛けています。お互いの価値観や考え方を理解し合うことで、協力的な関係が育まれ、共通の目標達成に向けて効果的な道筋を探ることが可能になると信じています。

 

今後の目標

今後の目標としては、『dip AI』の完成度をさらに高め、プロダクトの収益化を実現することを掲げています。『dip AI』がより多くのユーザーに利用され、誰もが働く幸せを感じられるベストマッチングをサポートできるプロダクトを提供したいと考えています。企業側にとっても、今まで以上にマッチ度の高い人材と出会えるようにすることで、ユーザーと企業の双方の満足度を高めたいという思いがあります。この実現のため、今後もチームと共に技術とサービスの改善に取り組み、プロダクトがさらに価値あるものとなるよう、努力し続けていきます。

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