偶然テレビで目にした、パソナグループ南部氏とソフトバンク孫氏が若い起業家支援のために設立した、ジャパン・インキュベーション・キャピタルに送った事業計画書が認められ、融資を受けられることに。パソナのオフィス一角をかりて、念願の会社設立。

パソナグループ代表 南部氏（写真右）と代表の冨田（写真左）

ただし経営は苦しく、資金調達のためシリコンバレーに行くも、失敗。落ち込むどころかビジョン実現への想いは強くなり、息つく間もなく新たな挑戦を開始。インターネットの家庭普及率が18％ほどという時代、全国に約7,500 店舗を展開していたローソンと交渉し、店頭端末「Loppi」を利用した派遣会社のお仕事情報提供サービスを開始。コンビニ端末とインターネットを融合することで、すべての人が仕事を探せる社会を実現する。

「はたらこねっと」内でスタートしたアルバイト・請負情報は、2002年8月より「バイトル」として独立。格闘技イベントのスポンサーになることをきっかけに、「バイト」と「バトル」を掛け合わせて命名される。

1998年から働きかけていた努力が実り、「Yahoo!求人情報」にアルバイト・請負情報、派遣情報の提供を開始。ポータルサイト大手と提携することで、ユーザー数・顧客数ともに一気に拡大。営業もぐっと楽に。一方、いつまでもヤフーに頼っていられないという危機感も。

会社設立以来の念願だった上場だが、3日前に突然ヤフーから提携解消を通告され、株式公開の辞退を決断。上場を祝うはずの船上パーティーをヤフーからの卒業パーティーとして開催し、「ヤフーがなくてもユーザーを集める」と決意を新たにする。
「あの時、もし解消通告がなければ、ユーザー数は順調に増えていったかもしれない。でもそれは「ヤフーという場所」に魅力や価値があるからで、「バイトル」や「はたらこねっと」だから見にきているわけではない。そんな状態からいち早く脱却し、僕らが強くなるきっかけを創ってもらった。今ではそんな風に思っています。（取締役 常勤監査等委員）」

取締役 常勤監査等委員

投資家保護のために、株式公開を延期したことは逆に投資家の信頼を得ることにつながり、結果として延期から5ヵ月という短期間で上場への復活劇を果たす。

バイトルズが登場した初のTVCMを皮切りに、「TAKE ACTION」などスポーツ協賛による大胆な広告投資を行ったことで、認知度が大幅に向上。ブランドイメージの構築に寄与する。

医療・介護の分野は景気の影響を受けにくく、加えて今後、社会的なニーズが高まっていくと判断し、看護師専門の転職情報サイトを立ち上げる。中長期的な「社会善」を重視した経営姿勢を示す新規事業をスタートした。

徹底したユーザー視点から生み出されたインターネットならではのサービスは、当時紙媒体がメインであった競合との大きな差別化に。ガラケー全盛期の時代の「動画」は非常に斬新であり、技術的なハードルも高かったが、早くからインターネットに特化してきたディップならではの技術力で実現を可能にする。

リーマン・ショックという大きなピンチを全従業員の力によって乗り越え、悲願の東証一部上場を果たす。社長の冨田から全社に「大きな売上や利益を出すだけでなく、社会を改善するという高い志があってこそ挑戦できる、価値あるステージだと思う」とメッセージされ、新たなスタートを切っていく。

自社でゼロから事業を立ち上げるのではなく、AI・人工知能ベンチャー支援制度「AI.Accelerator」や、ニュースメディア「Startup Times」「Ainow」などを通じて、新たなリレーションを築き、スタートアップ企業を発掘。出資・協業によって、新たな事業・サ－ビスの種を育てる挑戦が始まった。

社会貢献性の高さから株式会社TBMが開発・製造する石灰石から誕生した新素材「LIMEX」に注目。バイオプラスチックに取り組む新たな展開もスタート。アメリカでの事業展開に向けて、DIP Americaによるマーケティングも開始する。

求人広告メディアを主軸とする従来の事業ドメインを拡大。先端テクノロジーも活用し人手不足の解消を図ることで、日本の労働市場における諸課題の解決にさらに貢献していくことを目指す。

人材・労働力不足に悩みながらも、従来型のDXサービスでは資金面や運用面などに課題があるため、導入や継続利用が難しい中小企業向けに開発された新サービス。“誰でも・手軽に・すぐに”導入できることをコンセプトとしたDXサービス『コボット』の提供を開始する。

有期雇用労働者は有給休暇や休業手当などが不十分なことが多く、感染すると病気だけでなく生活の不安も抱えていた。それを解消すべく、ディップのサービスを通じて就業した方が感染した場合、治療機関として必要な半月分の収入を支援。また社会全体で有期雇用労働者の待遇を改善し、雇用を守ることの必要性を全国紙で訴えた。

業種、企業規模を問わず、アルバイト求人の面接日時調整を自動的に行う「面接コボット」の提供を開始。

企業と資格・経験を保有する方、新たにプロフェッショナルとしての活躍を目指す方をつなぐ専門職の総合求人情報サイト「バイトルPRO」を開始。

ワクチン接種の後押しをし、求職者と顧客企業にとって安心・安全な職場作りを促進。

有期雇用の方々の待遇向上に向け、営業社員が顧客企業に時給の引き上げ等を提案し、ディップの求人サイトに掲載。

日本のストリートダンスの発展と普及を図る「D.LEAGUE」に参画することで、ダンスを通した社会改善を目指し、プロダンスチーム「dip BATTLES」を結成。新進気鋭のダンサーが、「強さと情熱にあふれるダンスで、人々に夢を届ける存在となりたい」という想いを胸に大舞台へ挑む。

顧客企業への働きかけにより、応募時の年齢入力を必須とせずに採用を行う企業の割合が62％（2023年9月時点）まで大幅に増加。
※DEIとは、多様性、公正性、包括性

「AIエージェント事業」の早期実用化のためデータ戦略の第一人者である安在和人氏をアドバイザーに迎え、AI戦略のスペシャリストである東京大学松尾豊研究所と連携し協働研究を開始する。

ディップのフィロソフィーや企業姿勢に共感いただき、WBC開始後、初の企業契約
「夢を叶える仕事に出会おう。」とコンセプトにハイブリットプロモーションを展開することで、企業ブランディング向上とユーザー・顧客基盤が拡充

当社主催のビジネスカンファレンス。「AI時代に人が働く価値とは」をテーマに、 AIや人的資源管理におけるアカデミアの最新知見や、企業の先駆的な取り組み事例を世の中に発信した。

当社開発のAIが、インターネット等で公開されている事例データを学習し、顕在的な闇バイトを検出。広告審査の工数を大きく削減見込みである「闇バイトチェックAI」を導入開始した。

AI技術の急速な発展を機に、生成AIを活用した日本初の対話型バイト探しAI、「dip AI」を開始させる。AI活用により、マッチング精度を高め、双方向のコミュニケーションを通じて最適な仕事に出会える機会創出を目指す。

長年培ったアルバイト領域における経験・ノウハウを活かし、スポットバイト市場で新サービスを開始。独自機能「Good Job ボーナス」を搭載し、ワーカー・事業主（企業）双方にWin-Winの関係を実現。