FOUNDERS' STORY 01
採用コンサルタント
現場のリアルをつかみ、
採用難職種の新たなチャンスを見出す
前川 岬音
MIO MAEKAWA
メディア事業本部 採用コンサルタント リーダー
2020年新卒入社
- PROFILE
学生時代:京都駅の居酒屋、平等院近くの老舗お茶屋でアルバイト。大学ではテニスサークルでイベント企画担当として活動。
1~4年目:メディア事業部にて、中小企業の顧客を担当
5年目現在:リーダーに昇格。中大手企業を担当
- 仕事のモットー
『雨垂れ石を穿つ』
現在の仕事
主に『バイトル』等の求人メディアを扱う部署で、採用コンサルタントをしています。
採用背景や現状課題を把握した上で、クライアント1社1社のニーズに合わせて提案。商材は、正社員からアルバイト・パートまでを網羅した複数ある求人メディア、また業務効率化を実現するDXサービスまで幅広く扱います。またディップの場合、提案から契約のみではなく、その後、求人原稿や動画などクリエイティブの制作や、応募状況などのレポートを見ながら効果を分析し改善に向けたフォロー提案を行うなど、一気通貫で役割を担います。同時に、ユーザーに新しい就業機会を提供できるよう、日々新規開拓営業も行っていきます。
無形商材であるため、自分の提案力次第で採用の成果が変わるため、より良いマッチングを実現できるように日々励んでいます。
FOUNDERS’ STORY
採用難職種でも、諦めない!
現場のリアルをつかむことで、新たなチャンスを見出す
京都・滋賀にある10施設で介護サービスを運営されているお客様とのお話です。これまで他媒体で何度も求人を掲載していましたが、なかなか応募が集まらず、人材を確保できていない状況でした。私がはじめてお伺いした際は、「介護はどこも人手不足だし、仕方ないよね」と、お客様自身がなかば諦めているご様子。しかし私は、「今後も介護を必要とする方が増え続けるなか、今の状況を変えていかなければ。」「採用難職種だからと、諦めてはいけない。お役に立てる方法が、きっとあるはず。」と思いました。採用難とはいえ、実際にその施設で働いているスタッフさんがいる。ヒントはきっと現場にあるはずだ。そう思った私は、「なぜ、介護職を選ばれたのか」「なぜ、この施設で働き続けているのか」を知るため、10ある施設すべてに直接訪問し、自分の目で見学・取材を行いました。
現場に行ってみると、施設ごとにそれぞれの違いがあることが見えてきます。
高齢のスタッフさんがとても楽しそうに働いていらっしゃる現場もあり、私自身が、「介護施設は労力がかかるし、高齢の方が働くのは難しいのではないか」という思い込みを持っていたことに気づかされました。
実際に働いている人や職場の雰囲気を知るほどに、どんどん魅力が見えてきて、施設ごとに求める人材のイメージがリアルに湧いてきます。
その後は、お客様と試行錯誤しながら、各施設ごとの特徴やらしさが伝わる求人原稿をつくりあげ、掲載を開始。
これまで何度、求人広告を出しても全く採用できなかった状況から一変、10名を超える採用を実現することができました。期待を超える成果を出せたことへの喜びはもちろん、いちばん嬉しかったのは、諦めかけていた担当者さまが、採用に対して前向きに変わっていったことでした。私がお客様からの「介護は採用が難しいから仕方がないよね」という言葉をそのまま受け入れていたら、可能性はそこで閉ざされてしまう。
どんな時も私たちが諦めずに向き合い続けることで、より良いマッチングを叶えていきたいです。
求職者さんからの「ありがとう」が、私の原動力
私がここまで行動できるのは、お客様の採用を何とか成功させたいという想いがあるのはもちろん、ある求職者の方からいただいた感謝の言葉が大きな励みになっているからです。
「前川さんの原稿のおかげで、この仕事に出会えて、人生が変わりました。本当にありがとう」
そのとき、はじめて実感が湧いたんです。
採用コンサルタントの仕事は、人の人生に影響を与える仕事なのだと。この使命を果たし、良いマッチングを実現させるには、表面的な情報ではなく、求職者の視点に立って考えることが大切です。実際の現場を自分の目で見て、働く人の声に耳を傾け、リアルを届けること。
そして、リアルを知るからこそ見えてくる魅力を伝えることはもちろん、時には「もっとこうしませんか?」と踏み込んだ提案をすることで、求職者の新たな可能性を拡げていく。「年齢や性別でターゲットを狭めずに、もっと拡げましょう」などのように。求職者・お客様、双方にとって必要だと思うことは、たとえすぐには受け入れられなくても、何度でも提案し続けたい。可能性を見出し、より良い出会いの機会を創ることが、私がいることの価値だと思っています。
今後の目標
誰もが自分らしく働ける、そして、働くことが楽しいと感じられる。そんな社会にしていきたいと心から思っています。
ディップの企業理念にある「社会を改善する」という言葉。正直、入社当時はすこし大げさに感じていました。しかし、この4年半の間にたくさんの採用者に出会い、感謝の言葉をいただく中で、私たちの仕事が大げさでなく、確実に誰かの幸せを創っていて、その積み重ねが社会を動かしているのだと実感しています。
1人では実現できない大きな理念ですが、ディップには約2000人の採用コンサルタントがいます。
私たち一人ひとりが真剣に向き合うことで、実現していけると信じ、これからもチャレンジを続けていきます。