FOUNDERS' STORY 13

テックリード

再結成から始まる仲間との挑戦
半年間で新規プロダクトのリリースへ

小森谷 良輝

YOSHIKI KOMORIYA

テックリード
2022年中途入社

PROFILE

新卒では大手独立系SIerに入社し、ECサイトの受託開発を行うエンジニアとして、要件定義からコーディング、テスト工程の管理まで経験。その後プレスリリース配信サービスのエンジニアをしたのち、2022年にディップに中途入社。
中途入社後1~2年目は『バイトル』ユーザーサイトの内製化プロジェクトに携わり、3年目からは『スポットバイトル』のワーカーソリューションチームのテックリードをつとめる。

現在の仕事

2024年10月にリリースした『スポットバイトル』で、ワーカー向け機能を担うワーカーソリューションチームのテックリードを務め、プロダクトを技術面から導いています。 

具体的には、採用する技術や設計方針の決定、プロダクトのあるべき姿を議論しながら付加価値の高い機能開発を行うほか、次期リーダー候補の育成なども担っています。ユーザーに価値を届けることを一番の目標として、バックエンド・フロントエンド・ネイティブアプリ・インフラなど、領域を限定せず、柔軟な姿勢で開発に携わっています。 新規事業で毎日目まぐるしく状況が変わる中ですが、信頼できる仲間と協力して困難に立ち向かっています。

私の挑戦 -FOUNDER’S STORY-

印象に残っているのは『スポットバイトル』の開発プロジェクトを立て直した経験です。 『スポットバイトル』はディップの事業をスポットワークの領域にも拡大させ、新たな市場を獲得しようと始まった一大プロジェクトでした。しかし、完成したアプリが経営陣などステークホルダーの期待に届かず、1年以上続いたプロジェクトチームは2024年4月に解散となりました。 新たな体制のもとでメンバーの再募集が行われる中、「このままでは終われない」と強く感じ、ワーカー向けWEBサイトの開発リーダーに自ら立候補しました。これまで一緒に開発してきた仲間たちも自分の想いに共感してくれ、チームとして再集結。決意を新たにリスタートを切りました。 

前回のプロジェクトの反省を踏まえ、個人の合理性よりも物事を前に進めることを優先しました。 リーダーとして未知の分野に挑戦する中で、多くのステークホルダーを巻き込みながら、事業成長を見据えたアーキテクチャの設計にも携わりました。期待と責任の大きさを感じましたが、経験がないことに臆するのではなく、「まずは行動する」ことを大切にしました。行動し、フィードバックを得て、改善する。このサイクルを繰り返すことで、小さなステップを積み重ね、最初は無謀に見えた挑戦も着実に進めることができました
結果としてチームの協力もあり、わずか半年でアプリを完成させ、無事に『スポットバイトル』をリリースすることができました。個人としてはバックエンドとネイティブアプリの両方でコードが書けるようになり、一つのタスクを素早く実装できるようになったことも大きな貢献だと考えています。 今ではチームをリードする立場として、重要な機能を即日で実装しながら、後進の教育にも力を入れています。周囲からの信頼も得ることができ、プロダクトの方向性について日々ビジネスサイドと対話しています。 混沌から始まったプロジェクトでしたが、事業の拡大に伴って組織も成長しており、これからがますます楽しみなプロダクトになっています。

今回テックリードとして仕事を進める中で、自分なりの型ができたと感じます。組織によって役割は異なりますが、将来を見据えて会社や事業の価値を形づくるためには、推進すべき技術を見極め、意思決定することが重要だと実感しました。以前は与えられた要件をもとに話すことが多かったですが、今では要望の背景から理解し、実現方法を一緒に考えることが増えています。抽象的な状態からでも、形にしていけると信頼されたのだと感じます。

今回の経験を通じて、「周囲の期待に応えたい」「物事を前に進めたい」という価値観が自分の行動の源泉だと改めて実感しました。信頼を積み重ねることで挑戦の幅が広がり、パフォーマンスが向上する好循環が生まれています今回はリリース時期が決まっている緊急性の高いプロジェクトで、常に緊張感がありましたが、チームメンバーと何度も振り返り、励まし合いながら乗り越えてきました。そうした日々を通してメンバーとの絆も深まり、達成できた喜びもひとしおでした。

 

私の夢

技術で組織を先導し、ディップを強い開発組織にしたいです。技術系のイベントで「ディップは営業の会社だ」と言われることが多いですが、ディップは技術と営業の会社だ」と言われるように、ものづくりの力を向上させたいです。個人のスキル向上、体系的な教育、そしてエースエンジニアの育成を通じて、ディップの技術価値をさらに高めることが今後の目標です。

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